ウッドベースの弦を超主観的に比較してみた

こんにちは!
二刀流ベーシストのたーなーです(^^)

今日は、僕が使っているウッドベース用の弦を紹介します。
「誰得だよ!?」ってツッコミは覚悟してます。笑

さて、いきなりですが…ウッドベース用の弦って、高いんですよね!

バイオリンやギターの弦に比べたら寿命は長い(半年〜1年)ので、交換する手間が省けるというメリットもありますが、弦そのものの性質だけではなく、楽器本体との相性もあるので、「どんな音が鳴るか、張ってみるまで分からない」という点もリスキーです。
だから、気軽に試せないんです…(TдT)

気に入らなければすぐに別の弦を買い換える財力があれば問題ないんですけどね!

おっと、いきなり愚痴ばかりになってしまいましたが(笑)今回は、今まで僕が実際に弾いたことのある弦について、超主観的な感想を書いていきます。

Thomastik (トマスティック) ・Spirocore(スピロコア)

20年以上前、大学のジャズ研に入部した時に、部室に置いてあったウッドベースに張ってあった、想い出の詰まった弦
楽器関係全般についての知識もまだ乏しく、自分の楽器を買うまでは、ずっとこの楽器&この弦でした。
(もしかしてまだ現存するのかな…?)

特に張ってすぐの頃は、ギラギラした倍音が含まれていて、サステインが長いです。

そのため、モダン・ジャズでのピチカート奏法には適していますが、アルコ奏法では倍音が邪魔をして美味しい帯域が掻き消されてしまいます。

時間が経つにつれ大人しくなっていく(弦が死んでいく…とも言う)ので、ズボラな方にとっては、張り替えた時とのギャップが激しいでしょう。笑

Pirastro(ピラストロ)・Original Flexocor (オリジナルフレクソコア)

僕自身、ウッドベースのサウンドとしては、ロン・カーター、ニールス・ペデルセン、ジョージ・ムラーツのような「ビョーン」というサステインが長い音色があまり好きではなく、オスカー・ペティフォード、レイ・ブラウン、クリスチャン・マクブライドのような「ボン」というサステインが短い音色が好きなのです。

そこで、自分の楽器を手にした時には、色んな情報を集めて、サステインの短い音が出る弦を張りました。

コントラバスだけでなく、バイオリン、ビオラ、チェロにとっても定番の弦メーカー『ピラストロ』。

同メーカーの代表作に、クロムコア(※)とフレクソコアがあります。
※現在フラットクロムという名称になってるっぽいです

クロムコアは音が明るく、クラシック向き。
フレクソコアは音が太く、サステインも自然。
という評価でしたので、フレクソコアを選びました。

フレクソコアには、無印のものと、オリジナルというものがあり(紛らわしい…)、僕はオリジナル・フレクソコアにしました。

サウンドは今までで最高!
トラディショナルなウッドベースのサウンドが好きで、アルコ奏法も比較的多い僕にとっては、まさに理想のバランス。

しかし、メリットとデメリットは裏表。
僕にとっては、テンションがキツかったです。

そして何より…値段が高い!! (TдT)
この記事を書いている2020年9月で、Amazonにて4弦セット約50,000円…
当時貧乏学生だった僕にとって、清水の舞台から飛び降りるくらいの決心でした。

次に張るのもこの弦だと、ちょっと厳しいなぁ、もうちょっと気軽に買える弦はないのかなぁ、とまた情報収集の日々でした。

D’Addario (ダダリオ)・Helicore (ヘリコア)

D’Addario はオーケストラ系だけでなく、ロック系の楽器(エレキギターやエレキベース)の弦も取り扱っている定番のメーカー。

コントバス用の弦・ヘリコアには、3種類のラインナップがあります。

■ピチカート用
■アルコ用
■ハイブリッド

この中で、僕が最初に選んだのは、ハイブリッドでした。
購入前の評判としては、ピチカート用とアルコ用の良いとこ取りとのこと。
でも当時の僕にとっては、中途半端に感じられ、あまりしっくり来ませんでした。

その後、アルコ用に変えてみました。
指で弾くとサステインが短く、弓で弾くとクリアで落ち着いた音色。
フレクソコアの特徴に一番違い印象を受けました。

さらに、ゲージの種類も選べます。
僕が使っているのはライトゲージ。

そして肝心なポイント…安い!! (≧∇≦)

価格帯で言うと、最初のスピロコアと同じくらい、Amazonにて4弦セット約20,000円。
フレクソコアの半額です。

僕にとっての費用対効果は、ヘリコアに軍配が上がりました。
ということで、今はずっとヘリコア(オーケストラ用)です。

番外編:エレクトリック・アップライト・ベースに最適な弦

ここからは番外編です。
まず、エレクトリック・アップライト・ベース(EUB)について。

使用機材紹介:エレクトリック・アップライト・ベース(EUB)ウッドベースでもない…エレキベースでもない…それはエレクトリック・アップライト・ベース(EUB)!!!

EUBに張る弦は、基本的にはウッドベースと同じものです。

しかし、ボディが木製でないEUBは、ウッドベースほどボディが振動しません。
そのため、同じテンションの弦を張っても、ウッドベースよりもテンションがキツく感じられます。

試行錯誤の結果、僕が行き着いたのは、ソロ・チューニング用の弦をオーケストラ(レギュラー)・チューニングにするという…かなりの変化球でした。

ソロ・チューニングとは?

18世紀にイタリアのコントラバス奏者ジョバンニ・ボッテジーニが考案した調弦法。
主にクラシック音楽でコントラバス(=ウッドベース)をソロ楽器として用いる時に使われるそうです。

通常の調弦(オーケストラ・チューニング)は、低い方からE・A・D・Gですが、ソロ・チューニングは全音上げたF♯・B・E・Aです。

当初は、通常の弦をそのまま全音上げていたことでしょう。
そのうちに、ソロ・チューニングに適した(通常の弦より細い)弦が開発されるようになりました。

そして現代、そのソロ・チューニング用にテンションを調節された弦を、EUBに張って、オーケストラ・チューニングにします。

これが…丁度いい!!

EUBを持っている人は、騙されたと思って是非試してみてください(^^)

※EUBではなく、通常のコントラバス(=ウッドベース)に張ると、かなりテンションが緩く感じられるはずなので、押弦に慣れていない初心者には適しているかもしれません。

番外編:ガット弦

さらに番外編!笑
弦楽器奏者なら一度は憧れるガット弦について。

ガット(Gut)とは「腸」という意味。
もともと弦楽器が生まれた頃には、羊や牛の腸を伸ばしたり絡めたり巻いたりして、弦として張られていたようです。

僕もそのガット弦に憧れる一人ですが、残念ながら自分の楽器に張ったことはありません…
しかし、ガット弦を張ってある楽器を弾かせてもらったことは何度かあるので、その時の感想を。

★メリット
ピチカートでもアルコでも、外音が抜群に良い。

★デメリット
弦が太いため、慣れないと弾きにくい。
チューニングが安定しない。
中音が聞こえにくい。
非常に高額。(Amazonにて、セットで約10万円)

まさにハイリスク・ハイリターン!!

弾きやすさについては結局、慣れだと思うんですが、慣れるまでに投資する金額が桁違いです。
(実際に使っている人の話を聞くと、スチール弦に比べて寿命が長いので交換する頻度が少なく、長い目で見れば費用的にはそんなに変わらないそうです。)

また、世の中にはガット弦の材料と工具を揃えて自作する猛者もいるようです。(^_^;)

また、ガット弦といっても、芯線にガットを使い、外側をスチールで巻いている弦も存在します。

さて、色んな種類の弦について書きましたが、これでも流通している弦の中ではほんの一部分です。笑

ウッドベースに限らず、楽器から出る音に影響を与える点において、弦というのはめちゃめちゃダイレクトな要素です。

今回の記事を通して、興味を持っていただけると嬉しいです(^^)
ただし、その先は沼ですよ…笑

僕自身、書いてるうちにガット弦を欲しくなってきてしまいました!!
【ガット弦を張ってみた】という記事をいずれ書くことになるかもしれませんので、お楽しみに!

使用楽器紹介:ヒガシ絃楽器オリエンテプロミュージシャン御用達! ヒガシ絃楽器オリエンテのウッドベース〜弦とピックアップの組み合わせ〜

たーなーの使用機材一覧はコチラ▼
https://turner-note.com/equipments/

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