こんにちは!
二刀流ベーシストのたーなーです(^^)
「コントラバスとウッドベースって何が違うんですか???」と聞かれることがありますが…全く同じものです!
クラシック音楽で使われるものはコントラバス、ジャズで使われるものはウッドベースと名称が違うだけ。
他にも、弦バス(吹奏楽)やベースフィドル(カントリー)など、名称が沢山あるので紛らわしいですよね…(^_^;)
とはいえ、ジャズを弾く時は、ほとんどの場合、ピチカート(指弾き)です。
逆に、クラシック音楽を弾く時、ほとんどの場合、アルコ(弓弾き)です。
音楽のジャンルによって求められる音色が違い、違う音色を出すために奏法によってコントロールしてるわけですね。
さて今回は、特にジャズのウッドベース奏者にとって有益な情報のはず!
結論から言うと、人前ではピチカートしか弾かない人でも、アルコで練習すると良いことあるよ〜という話。(^^)
音を2種類に分類する
ここで少し遠回りしますが、減衰音と持続音という言葉を聞いたことはありますか?
減衰音・・・演奏開始時を起点として時間が経つにつれ減衰していく音
持続音・・・演奏行為中は鳴り続けている音
(参考:音楽用語集 by 楽譜作成.com より抜粋)
これをコントラバス(ウッドベース)に当てはめてみると…
ピチカートは、減衰音=弾いた瞬間から弦の振動は減衰していく。
アルコは、持続音=弓で弾いている間は弦がずっと振動している。
※奏法によっても変わります。(例:アルコで弾くスタッカートは減衰音)
この特徴に目をつけることで、見えてくるメリットがあります。
アルコ(弓)を使って練習するメリット
■アルコで音を持続するためには、弦の振動を止めないように押弦をしっかりする必要がある
→ピチカートの時に、押弦が楽になる
■持続するだけでなく音色がクリアなため、細かい音程の差が顕著に現れる
→ピチカートの時にも、音程が良くなる
アルコで綺麗な音程&綺麗な音色が出せるように練習することで、左手が格段に鍛えられます。
要するに、ピチカートよりも大きい負荷をかけて、自分を痛めつけるドMな練習ってことです。笑
ピチカートって、良くも悪くも誤魔化せる音色なんですよね…(^_^;)
オススメの弓
ところで…
クラシック音楽でばりばり弾いてる奏者が使っている弓って、高級ですよね…(^_^;)
でも、練習に使うだけという目的で割り切るのであれば、そんなに高い弓を買う必要はありませんよ〜。
オススメは、カーボン製の弓!
木製の弓は、ある程度高級なものにならないと良い品質になりにくいんです。
低価格帯のものを選ぶのであれば、同じ値段だと木製よりカーボン製の方が当たり外れが少なく、信頼できるはずです(^^)
実演動画
今回の話を、Youtubeで実演をしながら解説してます。
是非ご覧ください!(^^)
ということで、今まで弓なんて弾いたことないよ〜(TдT)という方も、是非お試しくださいね!
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一般に言われる弓の効用は、ご指摘の通りですが、
実はもう一つ、全く見落とされている最大の効用があると考えています。
「腕の自然な荷重を弓~弓毛、弦に反映させること」
は、弓の基本奏法の原理ですが、
ジャズ等の「モダンピチカート」の場合にも実は全く同じ。
弓を指先に案分/置き換えするだけです。
特にフレンチ弓の場合はピチカートと手指の形や応力の方向がほぼ同じ。
この「腕の自然な重み」をちゃんと認識してレッスンしている方はそんなに多くはないと感じています。
これは、例えば管楽器や歌唱の場合の腹式呼吸に相当する大事で、
ある意味、これ(腕の脱力法)さえ習得していれば乱暴な言い方ですが、
ピチカートのスタイルは関係なく楽器はちゃんと鳴らせます。
また、弦張力の多寡も問題なくなる。
かも。
知らんけど。