プロミュージシャン御用達! ヒガシ絃楽器オリエンテのウッドベース〜弦とピックアップの組み合わせ〜

使用楽器紹介:ヒガシ絃楽器オリエンテ

こんにちは!
二刀流ベーシスト・たーなーです(^^)

今回は、僕がメインで使っているウッドベースを紹介します。

京都府宇治市にあるヒガシ絃楽器製作所がプロデュースするオリエンテというブランドです。

公式サイトはコチラ

数年前に知人のベーシストから借りて何回か使わせてもらいましたが、気に入ったのでそのまま買い取りました。

まずは、このウッドベースを使って僕がコンサートに参加したものを観てください。


では、僕のこだわりポイントを解説していきますね!

もくじ

ボディはラウンドバック

ウッドベースには、裏板の形状が2種類あります。
ラウンドバックとフラットバック。

その名の通り、ラウンドバックは丸くカーブがついていて、フラットバックは平らです。
僕はボストンにいた頃はPablo Verdi というメーカーのフラットバックを使っていましたが、経験上の印象として、

・ラウンドバックは音が太いてデカいけど飛ばない。大砲みたいなイメージ。
・フラットバックは音が繊細で直線的。スナイパーライフルみたいなイメージ。

どちらが良い悪いではなく、どちらも特徴的です。

日本に帰ってきてからのメインベース(オリエンテ)は、ラウンドバックです。

最近は、レコーディングでも高性能なマイクを近付けて録音できるし、ウッドベース用ピックアップを取り付ければライブでもベースアンプやPAで音を増幅できるので、単純に音質の好みで選べますね。

ピックアップ

ウッドベース用のピックアップ選びは、本当に大変です。
何故かというと、他人が使っている楽器で良い音がしていても、自分の楽器との相性が良いとは限らないから!

自分のに装着してみないと分からないので、実際はイメージと全然違った…ってことがよくあります。
僕も今までに何種類も買って、試しては手放してきました。笑

今は、Realist LifeLine を装着しています。

※ピックアップについては別記事をご覧ください▼
ウッドベースの画像ピチカートとアルコの使い分けに最適なウッドベース用ピックアップ Realist LifeLine

弦選びも大変です。
ピックアップと状況は全く同じで、高価な弦を買って、張ってみるまで分からない!っていうのはリスキーすぎます…(TдT)

僕のウッドベースには今は、D’Addario Helicore が張ってあります。
オーケストラ、ピチカート、ハイブリッドの3種類のラインナップがありますが、僕はサステインが短いのが好きなので、オーケストラをチョイス。
そしてライトゲージ。

これが、音的にも価格的にも今の僕にピッタリです(^^)

ウッドベースの弦を超主観的に比較してみた

弓にも2種類あります。ジャーマン式とフレンチ式。
弓の形状が違い、持ち方が違い、音が違います。

大学のジャズ研でウッドベースを弾き始めた最初期から、弓でも練習してましたが、そのときはジャーマン式でしたが、ボストンへの留学をきっかけにフレンチ式に転向しました。

・ジャーマンは、力強い音がでる代わりに軽快な弓使いが難しい。ピチカートへの移行が大変。
・フレンチは、速く動かしやすい代わりに、音が軽い。ピチカートへの移行は楽チン。

まぁ、弾きやすさに関しては、最終的には慣れの問題ですけどね…

また、今僕が使っている弓は、木ではなく、カーボンです。
最近の技術の進歩により、比較的安価で同価格帯の弓であれば、木よりもカーボンの方がいろいろ安心だと思います。
(最高級の木製弓は別物です)

まとめ

ということで、僕がメインで使っているウッドベースの楽器自体や、その他セッティングについて紹介しました。

スイングジャズにおけるウッドベースの奏法についての記事▼
音量が小さくても聴こえる!? 〜アンプに頼らずに自分の音を届けるテクニック〜音量が小さくても聴こえる!? 〜アンプに頼らずに自分の音を届けるテクニック〜

最後にもう一つ、このベースで弾いているライブ動画をご覧ください。

あと個人的には、もし金銭的な余裕があれば、5弦(Hi-C)のウッドベースが欲しいです!

たーなーの使用機材一覧はコチラ▼
https://turner-note.com/equipments/

1 COMMENT

たぬき

コントラバスの歴史的にラウンドバックは比較的新しいスタイルになります。

元々、フラットバックしかなかったのでヴィンテージとかオールド等と呼ばれる楽器はフラットバックかと思います。

フラットバックには構造的に環境の変化に対して追従性と言うかゴマカシ、余裕分が少なく故障しやすいと言う事から
バイオリン~チェロのラウンドバックが採り入れられたと言う一面があります。

フラットバックだと大きなハリ?がセンターを横切っているため気候、環境の変化に対して追従の自由度(余裕)が少ないため、割れ等のトラブルが起きやすい。

ラウンドバックにはそんなつっかい棒?がない為、箱が自由に変形してストレスをイナス構造。

サウンド面よりもトラブル回避能力に優れていることが一番の理由。
季節の変化が激しい日本ではフラットバックはある意味、危険を孕んでいるかも

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です