音量が小さくても聴こえる!? 〜アンプに頼らずに自分の音を届けるテクニック〜

音量が小さくても聴こえる!? 〜アンプに頼らずに自分の音を届けるテクニック〜

こんにちは!
二刀流ベーシスト・たーなーです(^^)

もしあなたがベーシストなら、共演者や音響担当者に「ベースちょっと聴こえにくいんだよね〜。音量少し上げてもらえる?」と言われたことはありませんか?

僕は、よくあります。笑
というのも僕自身、アンサンブルの中でベースが目立つのがそんなに好きではなくて、わざと控えめにしてるからです。
特に共演者用にモニターがない場合、アンプからの音だけで聴こえるくらい音量を上げると、真後ろにあるアンプから僕自身には爆音で聴こえます。
その結果、弱く弾いてしまって結局意味ないじゃん!っていうループが続くこともあります…(^^;)

もちろんその言葉通り、音量の問題であることもあります。
でも、場合によっては音量を上げたところで解決しないこともあります。

ということで今回は、特にジャズにおけるベース聴こえにくい問題の解決方法について考察します!(^^)

アンプがない前提で考える

20世紀初頭にジャズが生まれた頃には楽器用アンプというものはありませんでした。
ということは、全ての楽器が生音で成立するようなアンサンブルだったはず。

トラディショナルなスイング(日本では和製英語で4ビートと呼ばれる)リズムでは、ドラマーはバスドラを4分音符で踏むのが基本です。
ベースも同様に4分音符で弾いて、コードのルート感を出す役割があります。
これは、まだアンプがなかった時代に、ベースとバスドラで4分音符を同時に鳴らすことで、4分音符(1拍)のフィールを強める目的ですね。
オーケストラで同じ楽器を複数用意してユニゾンさせることで音量を稼ぐのと似たような目的。

ただし、生音のベースとバスドラが完全に同じタイミングで発音すると、ほとんど場合、バスドラの音量のほうがデカイので、ベース音は掻き消されるでしょう。
これは音響面でのマスキング効果によるものなので仕方ないです。
(冒頭のベース聴こえにくい問題と直結してます。)
でも、アンプがないので、音量を上げることはできません…

また、ベースにとって脅威なのは、バスドラだけではありません。笑
人間の耳には聴き取りやすい音程というのがあって、ピアノや管楽器などがベースと同時に発音すると、やはりベースは聴き取りにくいです…(^^;)

音域が近くてもダメ…遠くてもダメ…(TдT)

さて、アンサンブルの要でありながら、どうしても埋もれがちな低音域を担当するベースを、どうやって他の楽器から分離させていたんでしょうか?

ヒントは、音の住み分けです!(≧∇≦)
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解決方法

結論を言います。

音域(縦軸=周波数軸)でダメなら、タイミング(横軸=時間軸)で勝負!ってことで、ベースの発音のタイミングをんのちょっとだけ前にズラすんです。
意識はあくまでも4分音符。
ハシらないように(4分音符が短くならないように)気を付けましょう。
僕はプッシュするという表現を使います。

この状態が生まれると、ベースの音量は小さいけど聴こえるという不思議な現象になります。
音程感はベースが出して、余韻と音圧をバスドラでカバーするイメージ。

当時のベーシスト達にとっては苦肉の策でしょうが、このプッシュされたベースラインのおかげで、強いスイング感を演出することができるようになったと僕は思っています。

だから、現代でもトラディショナルなスイングを再現したい場合、アンプの有無に関係なく、ウォーキングベースラインをほんのちょっとだけプッシュすることを意識してみてください。

そしてベーシスト以外のメンバーは、ベースラインがほんのちょっとだけプッシュしてくることを認識して、付いていかないように心掛けてください。
付いていくとテンポが速くなっちゃいますからね〜(^^;)
メンバー各々が感じるジャストは統一しましょう。

スイングにおけるバスドラの役割の変化

ちなみに、前述の目的から逆算すると、ベースアンプで音量と音圧を稼げるようになった現代では、バスドラを4分音符で踏む必要性は薄れてきています。

4つ打ちから開放されたバスドラは、自由なタイミングで踏まれるようになり、フィールをキープするより、ビートにアクセントや彩りをつけるために利用されるようになったんだと解釈してます。
だからモダンジャズ以降のスイングドラムの基本パターンは、シンバルレガートとハイハットのみで完結します。

それでもバスドラを4つ打ちしたいドラマーは、ベースを掻き消さないようにお気遣いお願いします!m(_ _)m

まとめ

今回はベースに特化した内容でしたが、ベースでなく他の楽器同士の絡みについても同じように考えてみてください。
音の住み分けに対する、また別の角度からのアプローチですね(^^)

「聴こえないから音量上げて!」を真に受けずに、その奥にある本当の問題と向き合って、いろんなアプローチを模索すべきだと思います。
決して、果てしない音量合戦にならないように気を付けてくださいね!

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