こんにちは!
二刀流ベーシスト・たーなーです(^^)
ダック・ウォークって知ってますか?
ロックンロールを代表するギタリスト・Chuck Berryのパフォーマンスで有名ですね!
映画『Back To The Future』で、主役のマーティ・マクフライが披露してたアレです。
アヒル(英語でDuck)が歩いているように見えますよね〜(^^)
今回は、このダック・ウォークについての考察です。
もくじ
ダック・ウォークの動きと、グルーヴとの関係
ギターを腰で支えるように横向きに構え、片足を前に出した状態で、もう片方の足で跳ねながら前に進みます。
もちろんギターを弾きながら。
僕は試したことがありますが、肉体的に結構キツイですよ…(^^;)
百聞は一見に如かず!ということで、動画で観てみましょう。
実際にやってみると、ロックンロールはもちろん、その起源となったブルースや、その後発展していくソウル系やHipHopなどのグルーヴが、身体の動かし方のレベルで理解できます。
意識するポイントは、腰です。
このダック・ウォーク、両足の形が固定されているので、この体制のまま前に進もうと思うと、腰を動かすことで反動をつけなければいけません。
グルーヴは腰で生み出す!
僕は昔から、グルーヴは腰で生み出す!と言っているんですが、このダックウォークのときの腰の動かし方が、まさにグルーヴを生み出す腰の動かし方と一緒だと感じました。
もっと具体的にいうと、回転するような動きのイメージです。
沈んだ重心を戻す時に前進する動きで、推進力を得るようなイメージ。
ということで、黒人音楽ルーツ系のグルーヴを感じたければ&生み出したければ、この腰の動きをマスターしましょう。
そして、今回はこれで終わりではありません。
実は、ダック・ウォークの使い手は、もう一人います!
もう一人のダック・ウォーカー
それは、ロックバンドAC/DCのリードギタリスト・Angus Young。
彼のダック・ウォークを観てみましょう。
腰の動かし方(回転方向のイメージ)が全く逆なんです。
前方に振りかぶるように進み、跳ね返りを利用して重心が戻ってくるイメージ。
だから、踵を地面に叩きつけるような運動になってますよね。
この腰の動かし方は、白人系/ロック系のグルーヴを感じる&生み出す動きです。
まとめ
この2種類のダック・ウォークは優劣ではなく、どちらもグルーヴの個性があります。
そして特筆すべきは、音楽のグルーヴと、身体操作は切っても切り離せない関係にあるということ。
※一般的に言われている「縦ノリ・横ノリ」や「前ノリ・後ノリ」とは全く別の概念ですので、混同しないでください。
回転方向を両方とも感じることができるようになれば、あなたもグルーヴ・マスター!!
グルーヴに影響する回転運動についてもっと詳しく知りたい方は、僕のYoutubeチャンネルでの解説をご覧ください(^^)