ベーシストがピアノを弾きながらリハーモナイズしたらこうなった。

リハモ(リハーモナイズ)の考察

こんにちは!
二刀流ベーシスト・たーなーです(^^)

今回は、アレンジのテクニックの一つ、リハーモニゼーションについての、僕なりの考察です。

語源

英語では、Reharmonization

Harmony(ハーモニー)は和音という意味です。

Harmonize(ハーモナイズ)は和音にするという動詞。日本語でいうところのハモるです。

Harmonization(ハーモニゼーション)は和音にすることという名詞。

そこに Re がついてるので、再びとか改めてという意味が加わります。

なので、Reharmonization(リハーモニゼーション)は、和音を作り直すというようなニュアンスですね。

音楽家はよくリハモと略します。

簡単なリハモの仕方

僕が最初にオススメする方法はズバリ!

メロディがコードトーンに含まれるコードを使う

です!

例えば、ジャズのスタンダードナンバー『Take the A train』の1小節目は、ソ(G)の全音符で、通常のコードはC。

コードに対して5度のメロディになりますね。

で、この小節のリハモをしたいとき、Gをコードトーンに含むコードを考えてみましょう。

■Gが1度・・・G、Gmなど

■Gが3度・・・E♭(長3度)、Em(短3度)など

■Gが5度・・・C(完全5度)、C♯m7♭5(減5度)など

■Gが7度・・・A♭maj7(長7度)、Am(短7度)など

これだけの選択肢があります。

何を選ぶか

では…この選択肢の中から、あなたなら何を使いますか?

決め手は、鳴らしてみて、あなたのセンスにしっくりくるもの。

安心してください。
正解も不正解もありません。

何を選ぶか=あなたのセンスなんです。

とはいえ、この小節だけで判断して選択するのは難しいでしょう。
そういうときは、前後の流れ(プログレッション)に意識を向けてみてくださいね!

最後に、実際に僕がリハモした『Take the A train』を参考に聴いてください。


この演奏の譜面はこのようになりました▼

ということで、あなたも既存の楽曲に新たな息を吹き込むリハーモニゼーション、是非チャレンジしてみてくださいね〜(^^)

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