こんにちは!
二刀流ベーシスト・たーなーです(^^)
前回の記事で、
初心者に、譜面を使う練習は必要ない!
と豪語した僕ですが…
じゃあ実際にどんな練習をすればいいの?
と思われるでしょう。
結論から言います。
セッションです!
アンサンブルです!
・・・・・
はい・・・・・
「無理でしょ!?」という声が聞こえてきました。笑
譜面も読めないのに、セッションなんかできるの?
と感じる方が多いんじゃないでしょうか。
では早速、初心者こそ、セッション(=アンサンブル)の経験を積むことが効果的だと僕が思う理由についてお話しますね(^^)
音楽初心者が譜面を使って練習するより先にすべき最も重要なこともくじ
譜面と合奏、どっちが先?
ちょっと話は大きくなっちゃいますが…人類の歴史において下記のどっちが先に生まれたか想像してみてください。
■譜面を見て個人練習
■セッション
たぶん誰もが、セッションと答えるでしょう。
そう、それが、人間として自然な順番なんです。
別記事で音楽初心者を赤ん坊に例えて説明しましたが、ここでもやはり同じことが言えます。
1人では何もできなくて当たり前。
だから大人(=上級者)たちの力を借りて、経験値を積むんです。
楽器を持っていなくても、リスナーとして上級者の演奏を(できれば生で)聴くことも、立派な参加です。
思わず手拍子なんかしちゃったら立派なセッションですよ!
赤ん坊に音が鳴るオモチャを持たせて、近くで楽器を弾いたり音源を再生したりすると、キャッキャッと楽しみながらオモチャを振り回すじゃないですか。
それに対して「リズム感が悪い!もっと練習しろ!」っていう大人は、いないですよね…(^^;)
「いえ〜い、ノリノリじゃん!」ってむしろ周りのテンションが上がりませんか?
音楽上級者の皆さんは、音楽初心者に対しても同じ態度で接してあげましょう(^^)
演奏を変えるためには、まず聴き方を変えるべし!〜全ての音楽力の基礎〜ジャズは初心者に優しい音楽
子供の頃の僕が音楽を少し齧っては挫折したことは何度か紹介してきました。
そんな僕ですが、大学のジャズ研に入部したことがきっかけでミュージシャンになろうと決めました。
ベースを1人で黙々と練習するのは、正直言ってあまり楽しいものではありませんでした…(^^;)
でも、未経験の楽器を始めてたった数カ月〜1年くらいでもセッションできたんです!
ジャズはアドリブ主体の音楽。
極端に言えば、何でもあり。
これがジャズのいいところであり、僕がアンサンブルの魅力に取り憑かれた理由だと思います。
今から振り返ると、それはそれは下手っぴでしたよ…(^^;)
それでも先輩たちに暖かく指導してもらって、音楽との付き合い方を言葉ではなく心で理解していきました。
個人練習で、自分の成長を感じれることに喜びを見いだせるようになったのは、その後です。
「これでもっといろんな曲を弾けるようになって、もっと色んな人とセッションできるようになるぞ〜!」というのがモチベーションでしたね(^^)
音楽の先輩としてあるべき姿
僕がベースを習い始めてすぐの頃、当時の師匠のライブをたまに観に行ってました。
「おぉ〜棚橋〜、よく来たな〜。弾いてくか?弾いてくよな?」
みたいな感じで(笑)、強引にステージに上げられて、散々恥をかきましたよ…(^^;)
でも今となってはそれも良い思い出。
プロミュージシャンの中で1人初心者の僕が無我夢中で演奏している間、師匠はずっと笑顔で見守ってくれていました。
そして演奏後は、笑いながらキビし〜い(でも愛のある)アドバイスをくれました。笑
しかも1曲でも演奏すれば出演者として扱われるので、ミュージックチャージは払わなくてもいいという…
貧乏学生にとっては非常に有り難い恩恵もありました\(^o^)/
(今もこのシステムあるんですかね??)
いや〜、恵まれてたなぁ。
今度は僕が恩送りをする番。
安心して恥をかける環境を整えることによって、次世代のミュージシャンを健全に育てていきます。
そうだ。セッションに行こう
ジャズ以外でも、ファンクやブルース、ロックでもセッションで交流する機会は多いはず。
そういう時は、チャンス!ですよ〜(^^)
え?
セッションベテラン勢からの厳しい言葉が気になる?
安心してください。
あなたは赤ん坊です。
言葉は理解できません。
全てスルーしましょう。笑
上手くできたかどうかは問題ではありません。
セッション=アンサンブルの経験値が多いほど、上達が速いと断言します。
言葉の意味を理解していなくても赤ん坊には沢山話しかけたほうが、脳の発達が速いことは科学的に証明されているようですが、それに似てますね(^^)
最初に肝心なのは、コミュニケーションの質ではなく量。
初心者だからこそセッションに参加して、できるだけ沢山の音のシャワーを浴びましょう!
アンサンブルにおけるWin-Winについて、2つの軸で考える言語のように音楽を捉える
Victor Wooten(ヴィクター・ウッテン)というベーシストを知ってますか?
超絶テクニックを持っているだけでなく、溢れんばかりの感性で圧倒させられるパフォーマンスが特徴的で、僕が尊敬するベーシストの1人です。
※写真は2000年頃、NYにて。
非営利団体のTEDが開催した彼のスピーチ『Music As A Language』で、音楽の訓練を言語習得と同様のステップで捉えることについて語りました。
これを観た時、僕は感動して涙を流しました。
そして、僕の教育方針の大きな支えになっています。
僕に最も響いたのは次の言葉です。
「エアギターを演奏する子供は顔に満面の笑みをたたえています」
「でも最初のレッスンの後にその笑顔は消えてしまいます」
「そして殆どの場合、残りの音楽人生をかけてそれを取り戻すことになってしまいます」
そして…その後に続く言葉に注目です!(^^)
気になる方は、是非ご覧ください!
まとめ
ということで以上、僕が初心者にこそセッションを勧める理由でした。
僕とセッションしたい方、大歓迎ですよ〜。
手拍子やエアギターはもちろん、どんな楽器でもウェルカム!
何が起こっても僕が絶対に全部受け止めるので安心してくださいね(^^)
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