ピックアップの録音クオリティと比較!超単一指向性コンデンサーマイク DPA 4099

こんにちは!
二刀流ベーシストのたーなーです😊

先日、このブログでも紹介しましたが、愛用のウッドベースに張ったガット弦の調子が最高です!

ウッドベースにガット弦を張ってみた〜フラグ回収の巻〜

で…ここからもっと音作りに拘っていこうと思っています。
最終的な着地点は模索中ですが、今後もその過程をお見せしていきますので、どうぞお楽しみに!😆

今回はウッドベースの音をアンプやPAに送る際に必要不可欠な電気信号への変換についての検証です。
アコースティック楽器の音を電気信号へ変換するには大きく2種類あります。

・ピックアップ(ピエゾ):楽器に直接触れることでボディの振動が電気信号に変換される
・マイク:楽器から発生した音で振動板(ダイアフラム)が震えて電気信号に変換される

※ピックアップには、エレキギターやエレキギターに使われるマグネティックピックアップ(弦の振動を電気信号に変換する)もありますが、この記事ではこれ以降ピックアップ=上記のピエゾとします。

ピックアップ vs マイク

僕はライブの時はいつも、ピックアップからプリアンプやエフェクターに繋げて音作りをしています。
でもやっぱりマイクの方が相性がいいのかもしれない…と思ったので、比較動画を作りました!

ピックアップは、最近お気に入りのRealist LifeLine

ウッドベースの画像ピチカートとアルコの使い分けに最適なウッドベース用ピックアップ Realist LifeLine

対するマイクは、DPA 4099というコンデンサーマイク。
グースネックで位置の微調整がしやすいです。

ということで、まずは動画をご覧ください😆


DPA 4099

このDPA 4099というマイク、ウッドベース用のものを購入すると、専用のアタッチメントが付属します。

そのアタッチメントを公式のマニュアル通りに使ってマイクを取り付けると、楽器の中心付近に位置することになります。
(下の写真1枚目&2枚目)

でも、f字孔にもっと近付けたい!ということで、アタッチメントを強引にf字孔にはめ込みました。笑
少し不安定ですが…今回の比較動画はこの位置での録音になります。

その他使用機材

今回、プリアンプはZoom A3、オーディオインターフェイスはRME Fireface UCを使いました。

Zoom A3ベースにも使えて優秀なアコギ用プリアンプ&エフェクトペダル Zoom A3 バランス重視の宅録決定版! USBオーディオインターフェイス RME Fireface UC

そして、Mac miniのQuickTimeで録画&iMovieで編集しました。

比較

動画を観ていただいて、どうでしたか?
もちろん再生環境にも左右されるので、できれば良いスピーカーで聞いてくださいね😉

ピックアップで録った音は、周波数帯の上から下まで満遍なくカバーしてる感じですね。
でもボディの振動を直接電気信号に変換しているので、空気感がほとんどないです…

それに比べ、マイクで録った音は空気感があって、ナチュラルに聞こえます。
でもマイクは周りの音も同時に拾うので、完全に隔離された環境でないと本領を発揮するのが難しいです。

要するに…一長一短ってことですね!
動画の最後に試したように、ブレンドしてお互いの短所を補い合うのもアリです😊

結論

ナチュラルな音を拾いたいなら、やっぱりマイク!

というか実は、DPAをライブで使おうと試したことは何度もあるんですよ。
でも前述したようにこのDPA、感度が良すぎてベース以外の音も拾っちゃうんですよね😅

特に、ベースに近くにいてベースよりも生音が大きいドラム(特にベースと音域が被るバスドラ)の音も拾っちゃうので、ベースだけ抜けを良くするのが難しいんです…😭

ということで、改めて。
レコーディングではマイクとピックアップ両方、ライブではピックアップという使い分けをしていきたいと思います。

とはいえライブでも、念のためDPAも接続しておいて、バラードなどで周りの音が静かなときにベースソロを良い音で聴かせたい時だけDPAの信号をONにするってことができたら完璧ですね!

僕自身、ホールコンサートなどの時には、マイクとピックアップの両方の音を別々にPA卓に送って、あとは曲によって音響さんにブレンド具合をお任せするときもあります。

マイクとピックアップ、それぞれの特性を理解して、お互いの長所を活かしていきたいですね😊

後日談

この動画を撮った後にいろいろ調べたところ、バイオリン用のアタッチメントを使うことで、ウッドベースのボディに装着できることが分かりました!

※この商品は楽器別のラインラップがありますが、マイク自体は同じもので専用アタッチメントが異なるだけです。
僕はバイオリン用のアタッチメントだけ別売りのものを追加で購入しました。

これが、かなりドンピシャです。
また実際の演奏動画をアップするつもりなので、お楽しみに!

ということで、ウッドベース用にDPAを買うなら、僕がオススメするのはバイオリン用です!

▼たーなーの使用機材一覧はコチラ▼
https://turner-note.com/equipments/

 

2 COMMENTS

たぬき

f字穴付近はわりと(乾燥していたり、)割れ等のトラブルが起きやすい箇所かと思います。(僕の楽器も僅かながら数本割れが走りました)

強度も余り無いので、老婆心ながらクリップ?する(想定外の応力が掛かる)のは良くないかも?

返信する
たーなー

たぬきさん

そうなんですね!
貴重な情報ありがとうございます😊
気を付けます!

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です