演奏家は皆、『どこでもドア』を持っている 〜緊張を味方にする秘訣〜

こんにちは!
二刀流ベーシストのたーなーです(^^)

ライブやコンサートの本番で、ステージに立つと緊張する…!
という声をよく聞きます。
緊張しすぎるのも良くないけど、ある程度の緊張も必要だよねという見方をする方も多いですね。

僕は、この【緊張】には2種類あると思っています。
カッコつけて英語で説明しますね。

・nervous・・・ナーバス。「神経」という意味のnerveに関連した形容詞で、「神経質な」という意味合い。
・excited・・・エキサイティング。「興奮する」という意味合い。現在分詞とか過去分詞とかの文法的な話は割愛。

この2つの違いは、

ネガティブか。
ポジティブか。

ぜひ本番前に『今、自分が感じている緊張がどっちなのか』を分析してみてください。

神経質な感じ、ナーバスな感じ、ネガティブな感じであれば、それは減らしたいですね。
興奮している感じ、エキサイティングな感じ、ポジティブな感じであれば、それは保ちたいですね。

ということで…
ようやく本題!!(^^)

今回は僕なりの、ステージ本番でネガティブな緊張を減らし、ポジティブな緊張を保つ秘訣を教えます!

ポイントは2つ。

1.家で個人練習する時や、スタジオでアンサンブルの練習する時は、ステージに立っていることを想定する。
2.逆に、ステージに立っているときは、家やスタジオで練習してることを想定する。

です!

1つ目を心掛けている人は多いでしょう。

個人練習の時には、共演者の代わりにメトロノームに手伝ってもらうかもしれません。
スタジオリハーサルの時には、お客さんの代わりに壁一面の鏡に向かって合奏しているかもしれません。

五感のうち、聴覚・視覚・触覚だけでなく、嗅覚・味覚まで再現できるレベルで想像力を鍛えるとめちゃめちゃ効果的です。
(この話も長くなるのでまたいつか…)

ちなみに、ステージに立ったことある人は、立ったことない人に比べて臨場感のあるイメージを作りやすいでしょう。
そういう意味で、初心者のうちからステージに立つことを僕はオススメします(^^)

さて、問題は2つ目。
これを気にしている人は僕が知る限り少ないです。

家でひたすら反復練習したフレーズや、リハスタでメンバーと試行錯誤したアレンジとパフォーマンス…
そんなことを思い出しながらステージに立ってみてください。
そして、間違えずに演奏することよりも、本番までに体験してきたストーリーを音に乗せてお客さんに届ける感覚を大切にしましょう。

すると、不思議とリラックスできて、しかも集中力を保てる状態を作れます。
是非試してみてください!!

そう、まるで受験当日に「あ、これ進研ゼミでやったやつだ!」って思い出せるアレですね。笑

この2つは連動しているので、片方での想像力を発揮することでもう片方の想像力も養われますよ〜。

では、ここでクイズです!

家で演奏している時、リハスタで演奏している時、ステージで演奏している時、全てに共通して存在しているものは何でしょうか?

それは自分自身と、楽器(+諸々機材)ですね。

家/スタジオ/ステージで、楽器を持った状態で想像力を発揮すれば、それぞれの場所を(脳内で)自由に行き来できるってこと。
つまり、楽器というのは、自分をどこにでも連れて行ってくれる魔法の道具。
言い換えれば、どこでもドアですよ!

きっと、あなたの想い出の場所にもすぐにアクセスできることでしょう(^^)

そんな素敵な魔法の道具と一緒に過ごす音楽人生。
是非とも【緊張】を味方に付け、家でもリハスタでもステージでも、思いっ切りエンジョイしていきましょう!!😆

僕が使っている楽器&機材一覧はコチラ
https://turner-note.com/equipments/

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