意外な共通点!〜ジャズで育った僕が感じるEDMの魅力〜

ジャズで育った僕が感じるEDMの魅力

こんにちは!
二刀流ベーシスト・たーなーです(^^)

あなたはどんな音楽ジャンルが好きですか?
僕は…ジャズから音楽を始めましたが、普段はジャズを聴きません。

基本的にロックやファンクなどバンド形式での音楽ジャンルが好きですが、それと同じくらいEDMも好きで、意外!と言われることが多いです(^^;)

さて今回は、ジャズで育った僕が感じるEDMの魅力について語りますね。

演奏を変えるためには、まず聴き方を変えるべし!演奏を変えるためには、まず聴き方を変えるべし!〜全ての音楽力の基礎〜

もくじ

分からないからツマラナイ

実際、昔はあまり好きじゃなかったんですよね〜。
なんか単調だし、無駄にうるさいし、それ聴いて踊ってる奴らとは気が合いそうにないし。笑

今思えば、聴き方、楽しみ方を知らなかったんですよね(^^;)
分からないからツマラナイ…って感じでした。

そんな僕も、2002年にボストン・バークリー音楽大学に留学した時は「上達するために何でも吸収してやる!」という意気込みでした。

そこで、EDMに詳しい友人から勧められて以来、いろんなジャンルを聴くようになりました。
ハウス、テクノ、トランス…
さらに細分化しているサブジャンル…

勧めてくれた友人と一緒にCDを聴きながら、彼は僕に「今のところ、カッコいいでしょ!」みたいに、楽しみ方を教えてくれました。

そしてある日、感じたんです。
「こ、これは…ジャズに似てる…!」と。

宛らスタープラチナを見て「まさか! 同じタイプ…同じタイプのスタンド…」って感じたDIO様と同じ気分です。

それから、EDMにハマりました。
クラブにも行って、気が合いそうにないと思い込んでいた人達と一緒に踊ってました。笑

さて、EDMのどんなところがジャズと似ているんでしょうか?

ジャズの基本的な構造

ブルース形式だと1コーラスは12小節。
一般的なスタンダード曲とかだと、1コーラスは32小節。

テーマが終わったら、コーラス単位で繰り返します。
レコーディングでは何コーラス繰り返すかを決めることもありますが、ライブでは決めないことが多いため、1曲で10分くらい演奏してることもよくあります。笑

コーラスを繰り返す中で、コード進行に従ったアドリブ演奏が展開されていきます。
このアドリブ演奏の部分こそが、奏者にとっても聴衆にとっても、ジャズの醍醐味といえるでしょう。

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EDMの基本的な構造

1小節や2小節単位のビートパターンを繰り返します。
それら最小単位の上に、メタ構造のように4小節や8小節単位で組まれるパターンもあります。
その上に、メロディがあったり、なかったり…

また、ブレイクダウンと呼ばれるセクションを作って、ビートだけにしたり、逆にビートを消したりして、ダイナミクスを演出します。
メインビートの中でも、瞬間的にパートを抜き差しすることで、聴衆の注意を惹きつけるトリックを使うこともあります。

優秀なクラブDJは、聴衆を観察して、もっと踊りたくなるような、お酒を注文したくなるような曲になるべく、その場で構築していきます。
これも立派なアドリブ演奏ですね。

ジャズとEDMの類似点

さあ、ジャズとEDMを比較しましたが、聴き手として何か感じましたか?

当寺の僕が発見したのは、同じことが繰り返される中で、変化していくものを見つけて楽しむということ。

「次は、ここはキープしつつ、こう変化させるだろうな」と自分なりの予想を立てながら聴くことで、予想が当たったら嬉しいし、予想を上回る展開が来たらもっと嬉しい!

言うなれば、奏者(DJ)と聴衆の心理戦ですよ。
期待と裏切りを繰り返しながら、双方の相乗効果でその時その場限りの音楽を共有するんですね。

ていうか…
ジャズも元々はダンス音楽なので、EDM(Electric Dance Music)に対抗してADM(Acoustic Dance Music)ってことになりますね(^^)

分からないから面白い

僕がこうやってEDMを自分なりに楽しめるようになったのは、バークリー時代の友人のおかげ!

自分がまだ知らないジャンルの楽しみ方を教えてくれる友人は、かけがえのない財産ですね!
逆にその友人も、僕のおかげでジャズを楽しんで聴くことができるようになったと言ってくれて、嬉しかったです(^^)

あなたも是非、(EDMに限らず)自分が好きなジャンルの楽しみ方をまだ知らない友人に教えてあげてください。
そうやって音楽ファンを増やしていくことが、音楽家が活躍できる土壌を作り上げることに繋がります。

ということで、以上が僕の
分からないからツマラナイ(TдT)
から
分からないから面白い\(^o^)/
になったという話でした。

最後に

細分化されるEDMジャンルの中でも、プログレッシブ・ハウスが僕のお気に入りです。

アーティストでいうと、Tiefschwarz とか Satoshi Tomiie とか。

そして最近のマイブームはメロディック・テクノ
こんな感じのやつです▼

この記事を読んで興味を持っていただいたら是非、EDMを聴いてみてくださいね〜!(^^)

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