こんにちは!
二刀流ベーシストのたーなーです(^^)
あなたは演奏する時に「間違えちゃったらどうしよう…😥」って心配になることがありませんか?
確かに、上級者にとっても、間違えずに弾くってのはとても難しいことですよね。
でも…ちょっと待ってください。
間違えることって、そんなにダメなことでしょうか?
あなたが音楽を奏でる目的
これは僕が日頃からよく主張することですが、音楽表現として一番重要なのは、間違えずに弾くことではないはず。
お客さんは、間違い探し・粗探しをするために音楽を聴いているわけではないでしょう。
少しくらいマイナス点があっても、プラス点の方が圧倒的に多ければ、満足してくれます(^^)
極論として「音楽に間違いなんてない!」という価値観を持てるようになると、音楽を【自分を表現する手段としての技術】だけでなく【自分の存在そのものが目的である芸術】として捉えることができるようになるはずです。
そのためには、「間違えても良いや!(てへぺろ)」から出発することが大切だと、僕は思うんですよね(^^)
だから、間違えた時の立て直し方、もっと分かりやすく言えば、誤魔化し方を学ぶことを強くオススメします。
ちなみに、僕の知り合いのプロミュージシャンは皆、誤魔化すのがめっちゃ上手いです。笑
百戦錬磨のベテランってのは、決して間違えないことではなく、どんなに間違えてもバレないことなのかもしれません…(^_^;)
間違いを間違いとして認識させないこと、間違いを正しいにしてしまうこととも言い換えられるでしょう。
とはいえ、音楽を始めたばかりの頃は「間違えずに弾くこと」を目標にしてしまいがちです。
また、多くの先生が「間違えることはダメなこと。だから間違えないように練習する」と教えてしまいます。
(そして、これが日本の音楽教育の問題点でもあります。)
スポーツに学ぶ
ここで話は少し脱線しますが、僕は大学の卒業記念で友人とスノボに行きました。
人生初のスノボ…
基本的に僕はビビリなので(笑)、未経験者向けレッスンを受けました(^_^;)
その時、最初に教わったのが安全な転び方。
まず前提として、スノボは足が固定されているため、スキーよりも転びやすいそうです。
・できるだけ山側に向かって転ぶ。
・前向きに倒れるときには手で支えようとせず、膝を曲げる。
・後ろ向きに倒れるときには後頭部より先にお尻から着地するように上体を曲げる。
とのことでした。
それ以来、スノボで数え切れないくらい転んでますが(笑)、幸い怪我をしたことはありません!(^^)
他にも、例えば柔道も、まず受け身から学びますよね。
※僕には柔道の経験は全くありません。
演奏する時に心がける「安全な転び方」
スポーツだけでなく、音楽でも同じです。
(しかも楽器演奏では普通、どんなに失敗しても怪我しないので安心!)
まずは、失敗した時にリスクを最小にする方法/リカバーの仕方を学びましょう。
独学で実践を通じて経験を積むのはかなりの度胸が要るので、先輩や先生に聞くのが一番の近道でしょう。
みんな、同じ道を通ってきたんですから(^^)
そしてもし、あなたが指導者の立場であるなら、最初に安全な転び方を教えるべきです。
さて、では僕がオススメする安全な転び方の具体例を少し紹介しますね(^^)
間違えた時の誤魔化し方!?
■フレーズの中の一部分を間違えた時
>>>何事もなかったように振る舞う。
「あ、間違えた!」みたいな表情をしてしまうと、確実にバレます。
決して顔には出さず、むしろ「わざと弾いたんだぜ」というキメ顔で弾き続けましょう。
■アドリブで変な音を弾いてしまった時
>>>間違えたフレーズを、あと2回弾く。
1回だけだと、お客さんは「あれ?今なんか変じゃなかった?」と怪しみます。
もう1回弾くと、「あ、さっきのもしかして変じゃなかったのかも?」と揺らぎます。
さらにもう1回弾くと、「なんだ、意図的に弾いてたんだな」と確信します。
■弾くべきフレーズを忘れてしまった時
■曲中のどこを演奏しているか分からなくなった(ロストした)時
>>>あえて演奏を止め、目を瞑って、バンドのリズムに乗る。
「あの人、周りを聴くことに集中してるんだな…」と思われます。
メンバー全員が混乱した時は、必然と見せかけてドラムソロに流れ込むのも常套手段です(^^)
もちろんこれだけではありませんが…これらを初心者のうちにできるだけ多く経験しておくと、人前で演奏する際のメンタルがめっちゃ楽になると僕は思っています。
※本来なら僕自身が一緒に参加することで、より安全に体験していただきたいところですが、ここでは文章でしか説明できないのが辛いところです…(TдT)
小さなトラブルを避け続けたまま成長すると、大きなトラブルが起こった時に思考が停止しちゃいます。
自分の想像を越えているからです。
まさに失敗は成功のもと。
人前で間違えた分だけ、百戦錬磨のベテランに近付くと思って、前向きに捉えましょう!
(お客さんにはバレてなくても、自分が一番分かっているはずですよね。)
転ばないことではなく、怪我しないように転ぶことを日頃から心掛けていると、大きな事故に遭っても被害を最小限に抑えられるでしょう。
ということで、あなたもどんどん転んでいきましょう!
転んだ時に支えてくれるのが、バンドメンバーです。
だからこそ、初心者こそセッションすべし!です(≧∇≦)
音楽初心者に本当に必要なのは、セッションによるコミュニケーションである